大分、バリアフリー上映会へようこそ 本文へジャンプ






 
参加者の感想



 
 
   同行鑑賞会 『光』


        テレビ・ラジオでの紹介があまりにもすばらしいので
        楽しみにしていました。
        はじまりは映画を観ながらの音声ガイドの様子が流れて
        きました。若い女性の声、先輩と思われる女性からの
        アドバイスを受けるシーン。
        そして、カメラマンなんです。視力を失っていく姿や葛藤に
        苦しみますが、その先にはやはり光が見えました。
        それでも、まだ物足りなさを感じました。
        音声ガイドの紹介にも角度を変えての場万があっても、と
        思う私に、樹木希林さんの落ち着いた声、分かりやすい
        音声ガイドを耳にし私の心は晴れていきました。
        監督がねらっていたのはここだと感じました。
        回想録のようでもあり、プロになってゆく姿こそ光では
        ないでしょうか。
        そして、あきらめていた映画鑑賞、笑いあり、涙ありの感動を
        得ることの喜びを音声ガイドに携わる皆さまからいただきました。
        私の心にも光が当たりました。本当にありがとうございます。

                 2017年 6月10日  
                        視覚障がい会員 大分市 児玉伊弘子
 
  
  河瀬直美監督作品『光』


       今日、Tジョイパークプレイス大分で上映中の
       第70回カンヌ国際映画祭でエキュメニカル賞を受賞した
       河瀬直美監督の映画『光』を観ました。
       弱視のカメラマンとバリアフリー映画の音声ガイドの
       原稿を制作する女性が次第に心を通わせていくストーリ
       でした。
       私はバリアフリーライフ・シネマ大分の同行鑑賞会の際、
       何度か音声ガイドのナレーションを経験させて頂いた
       こともありこの映画に関心がありました。
       説明が多すぎても聞き手の想像の邪魔になったり、
       主観的な表現にならないように気をつけること、セリフの
       ないシーンの映像をイメージしやすい言葉を選んで表現
       する難しさ・大切さを改めて考えさせられました。
       劇中の完成した音声ガイドは樹木希林さんがしていましたが
       深みと味わいのあるあの声・・・すっと言葉が入ってきました。

                        2017年 6月4日(日) 
                             50歳代 女性(大分市)
 

 映画『うつくしいひと』の上映会に行ってきました

   5月23日にシネマファイブビスで行われた『うつくしいひと』のチャリティ上映会に
  私も行ってきました。幸い、隣りに千綾さんご夫妻がいて、音声ガイドの役目を
  してくださり、大変助かりました。
   この映画は、今も映画監督をしておられる方が高校時代にやはり監督として
  映画を作り、上映はしなかったものの、その時の初恋の人が親友と結婚してしまい、
  渡すはずだったべっ甲の櫛を彼女の娘に熊本ドライブのお礼に渡し、その時の
  無念な気持ちを話すという内容です。
   この二人が今は崩壊して見られなくなった熊本城や阿蘇山等を見て廻る時の
  風景が美しく再現されています。
   昨年の10月に撮影したと聞いていますが、まさかその7カ月後に大地震が
  来ようとは・・・
  それだけにこの映画は熊本ではもちろん、今回のシネマファイブビスでも
  立ち見が出るほどの満員の中での上映会でした。
   この映画は来る6月25日からシネマファイブで上映され、入場料や募金の
  全額は熊本への支援金となります。
                             2016年 5月24日
                                    代表:梅木敏子
 
 バリアフリー映画

  『ベトナムの風に吹かれて』


     今回、2つのことに興味がありました。
     ひとつはバリアフリー活弁士・檀さんの生ガイドです。
     活弁士によるガイドは初体験でしたが、檀さんは2時間しゃべりっぱ
     なしで何度か作品を観てないと出来ないことだと感じました。
     (注、檀さんは今回4回映画を観たそうです、千綾)
     「目を閉じて映画を観て下さい」と言われ(注、上映前に私・千綾が
     晴眼者の方もどうぞ時々で結構です。目をつぶって耳で映画を観て
     下さい、とお願いしました)何度かそうしてみました。
     映画からの音(役者の台詞と効果音)と檀さんのガイドでしっかり情景が
     浮かんできました。

     もう1つは「ベトナム」というタイトルです。
     名優ロビン・ウィリアムスの「グッドモーニングベトナム」、
     ベトナム出身の映画監督トニー・ブイの「季節の中で」
     (原題:THREE SEASONS)と、私はベトナムにとても興味を感じて
     います。
     今回の「ベトナムの風に吹かれて」でもハノイ市内の風景、列車で移動
     中の田園風景などとても良かったです。
     内容もコメディでありながら、身近に感じる問題「介護」を織り交ぜての
     作品で良かったです。
                                  2015年12月17日
                                  日出町  多田利浩
 
 音声・生ガイド

 『ベトナムの風に吹かれて』


    檀さんの生の音声ガイドは最後までテンポよく映画を楽しむことができました。
    また字幕付き映画の音声ガイドを聞くのも初めてで、どのようになるのかと
    思っていましたが、情景の説明に加え一人で何役もできることに驚きました。
    映画の上映が始まる前に登場人物やハノイの街の説明があり、映画の理解
    に大変役立ちました。
                                2015年12月12日
                                60代 女性(大分市)
 
 檀鼓太郎さんの音声生ガイド『ベトナムの風に吹かれて』
                                2015年12月12日
    上映会は大変盛会でしたね。映画も素敵でスクリーンと会場がバリアフリー
    活弁士の案内で一体化し感動的でした。
    大分合同新聞のひとの欄にバリアフリーライフ・シネマ大分の代表として
    掲載されていた梅木敏子さんの記事の中の写真で彼女が手にしていた
    映画のチラシ「ベトナムの風に吹かれて」を見てまずびっくり。そもそも梅木
    さんは、彼女の息子さんと私の娘が同じ保育園に通っていたのでよく存じ
    上げていた方であったこと。そして映画の原作「越後のBaちゃんベトナムへ
    行く」は数年前、仕事上の会議で上京した際に東京の友人から紹介されて
    読んだ本であったこと。原作者の小松みゆきさんとその友人はルポ研仲間
    ですが、その他にも本を通じて学生時代の友人も仲間と分かるなどこの本
    との出会いが印象的だったのです。そのうち本の映画化を知りぜひ観たいと
    思っていたら大分での上映はシネマ5だということ(私はシネマ5の会員です)、
    さすがと楽しみにしていたら何と千綾さんがお世話しているバリアフリー上映
    会の映画に選ばれていること等々、本当に驚きの連続でした。嬉しくて東京
    の友人に連絡したところ、この大分の取り組みをさっそくベトナムの小松さん
    にメールしたそうです。小松さんからすぐに感謝の返信が届いたということで
    すが本当に不思議な巡り合わせにびっくりしています。
    会の皆さんの熱意が伝わって来た幸せな一日でした。
    皆さんのご活躍に拍手を送ります。ありがとうございました。
            大分市・山野喜代子
             (リレーフーライフに参加している同じチーム仲間です、千綾)
 
   
  11月の同行鑑賞会


  『くちびるに歌を』

                               
2015年11月 2日

     とっても良い映画でした。歌は人の心に響き何かを大きく変える力が
     あることを改めて感じました。
     ずいぶん前に私はこの映画についての情報をテレビで見ていたのですが、
     何と私の大きな勘違いで、先生が熱心に指導されるのに対して生徒が
     全く無気力でなかなかコミュニケーションがうまくいかなかったように
     記憶していました。全く逆でしたね。
     それにしてもあの主人公は15歳であんな辛い思いをいっぱいしたのだ
     から、これからは優しくて人の心を打つ歌を歌っていけるだろうなと
     思いました。

                       視覚障がい者 60歳代 女性(大分市)
 
 最新の音声ガイドシステムで観た映画『イマジン』

   今回は通常の同行鑑賞会ではなく、日にち指定期間中の平日の勤務終了後、
   夕方から視覚障がいのある母と鑑賞しました。
   会でも初の試みである、音声ガイドソフト(アプリ)専用の受信機(形状はスマート
   フォンとほぼ変わらず)を貸してもらっての鑑賞でした。
   チャンネルを合わせる必要もなく、操作手順も簡単で、字幕の読み上げもある
   ポーランド映画でしたが、「非常にわかりやすく、聞き取りやすい」というのが、
   従来のラジオ受信機と比較してみた母の感想でした。

   さて、この映画の魅力を伝えるのはとても難しいので、ここであらすじを少し
   紹介します。
   物語りの主人公は白杖なしで自由に歩ける盲目の新人教師イアン。
   彼は舌や指を鳴らし、その反響で物の位置をとらえようとする「反響定位」の
   技術と信念(白杖を使わずに外へ出て、自分を取りまく環境を探求することも
   可能なのだ)を伝授するためリスボンの視覚障がい者のための診療所に赴任
   してきます。
   (ホームページ参照)
   彼の指導方法がとても独特で、私が印象に残ったのは水差しからコップに水を
   注ぐやり方です。指で水を確かめながら恐る恐るではなく、音の差でコップに
   水を注ぐやり方。そして「慎重すぎてもいけない」というイアンの声かけに、最初
   慣れていない子どもたちは戸惑い大いに失敗もするのですが、そこは好奇心の
   塊とでもいう子どもたち。次第にとてもいきいきとした表情に変わっていく様子に、
   観ている私までわくわくしました。
   また、中庭で一斉に耳をすませ、想像力を働かせ音がするものをとらえようと
   する授業。子どもたちがそれぞれ発言する中、その場にいた介助スタッフが
   思わず(しかも得意げに)音の正体を明かしてしまうのですが「目隠しをしない
   なら失格だ」とイアンに毅然と言われてしまいます。その時の介助スタッフの
   何だかがっかりした様子に、なぜか私まで仲間はずれになったような、そんな
   感覚も味わいました。
   観終わった時に、この映画は「見えてはいるが。実は見ていない」自分の姿に
   気付き、その上で環境への探求心を忘れなければ世界は驚きに満ちている
   ことを伝えてもらった気がします。
   そして視力に頼るあまり、自分のイマジネーション=想像力が弱まっていない
   だろうか、という問いかけをされたようで、観終わって2週間近くがたった今も
   タイトルの言葉「イマジン」と共に忘れがたい一本となりました。
   母は白杖を持つ習慣はありませんが、介助者もなくたった一人でどこへでも
   出かけようとするイアンの行動に対して「自分は怖くてとてもじゃないけどでき
   ない」というのが率直な感想だったようです。
   今はテスト段階かもしれないけれど、最新の音声ガイド事情まで知ることが
   できるのもバリアフリーシネマ大分に入会したおかげと思っています。
   ありがとうございました。

                          2015年 7月4日
                                 30代 女性 (臼杵市)
 
 
      5月の同行鑑賞会『家路』を観て


            どの人もその人の持っているまじめさで痛々しい
            くらい懸命に生きていて、「生きている」というのは
            こういうことなんだと、生々しくも清々しく、心の深
            いところにしみる映画でした。
            不器用さをいつも悔やんでいる私を励ましてくれ
            ました。
                 2014年 5月18日
                         大分市    吉田 ミユキ

 


     5月上映会『家路』

       3年前の震災、それに続く原発事故のこと、忘れた訳ではないが、
       毎日の慌しい生活の中で頭の隅っこに追いやっていた。
       その引き出しが今回の『家路』を観たことで引っ張り出された。
       映画では、立ち入り禁止になった区域にある実家に戻って田を
       耕して暮らそうとする青年と仮設住宅で暮らす彼の家族の姿が
       実にリアルに描かれていた。
       ドラマの終盤、大自然の中で親子二人が静かに田植えをする
       シーンは、切なくなるくらい美しかった。あんなに豊かな自然に
       囲まれていながら普通の暮らしができない被災地の現実・・・
       「どうしてなんだ」という怒りや歯がゆさを出すのではなく、静か
       に田植えをしながらここで生きていこうとする姿を映したことで、
       かえって胸を打たれた。
       スタッフ、キャストの皆さんには、現地での映画の撮影は命がけの
       仕事だったと推察される。命がけで作ったものは、観る側も全身
       全霊で受け止めたいと思った。

                   5月20日      別府市   後藤 秀子
 
  
 同行鑑賞会『楽隊のうさぎ』

                                  2014年2月18日
    映画の感想をと思っていましたが、鑑賞会直後にインフルエンザに罹って
    しまいこんなに遅くなりました。
    今回はじめて音声ガイド付きの映画を観ることができました。
    私自身、以前一度音声ガイドをさせていただいたことがありましたが、
    それは真似事に過ぎなかったとつくづく思い知らされた一日でした。
    今回の音声ガイドは私たちのアナウンスセミナーの先生が担当されてい
    まして、ガイドが滑らかに映画と一体化していました。画面を観ている私に
    とっても、ごく自然に耳に入ってきて楽しむことができました。きっと視覚障
    がい者の方々にも分かりやすく伝わったのではないかと思います。
    しかも本編上映後にこの映画製作の背景などの情報もたっぷり教えていた
    だき、お得感満載の充実したひとときだったと帰って家族にも話しました。
                              50歳代 女性 (津久見市)


    (本編上映の最後のエンディングの字幕ロールが非常に長かったので
    その時間を利用してこの映画制作の背景や全国の映画館(特に単館)の
    置かれている現状などをガイドの中でコメントした)
 
 
 『そして父になる』を観て
                              2013年11月 3日

   「血は水よりも濃し?」「氏より育ち?」
      ことわざに相反するものがありますが、どちらも的を射ていると
      思われます。この作品のテーマはこれでした。
      男性はやはり「血」を重んじているし、女性は その場に応じて
      臨機応変ですね。時分ならどうするかな?と思いながら観てい
      ましたが、この結末に共感しました。
      それにしても話題は主役の福山雅治のカッコよさ(勿論他の
      3人や子役のうまさ)に集中していますが、福山演じる良太の
      実父と義理の母、この二人の存在感はすごい!
      ますます 是枝裕和監督のファンになりました。これからの
      活躍を期待します。そして、全ての作品に音声ガイドと字幕
      を付けていただくようお願いします。
                             60歳代・女性(大分市)
 
 
      同行鑑賞会 『舟を編む』
                              2013年 5月22日
      今回の映画鑑賞会は『舟を編む』という、辞書(大渡海)を完成させる
      までの苦労と喜びを描いた感動的なドラマでした。
       大辞林や広辞苑等大きな辞書を調べながら、今を生きる辞書に
      しようというスタッフの意気込みが伝わって来るのと同時に、小さい
      時からしゃべるのが苦手だった一人の男性がその編集の一員に
      加わったことで、彼の性格が一変し、最後は大渡海の編集長と
      なってスタッフを指導するまでに成長していくのです。
       勿論、素晴らしい辞書が出来上がったのは言うまでもありませんが
      この若い男性をここまで成長させたのは、スタッフの強いチームワーク
      と彼を取りまく人たちの優しい思いやりによって支えられたからだと
      私は思いました。
       また、音声ガイドは私たち視覚障がい者にとっては大変ありがたい
      ことで、セリフ以外の周りの情景や人の動き等が細かく理解できるの
      です。今回もそのガイドがあったために私たちは楽しく映画を観ることが
      できました。
       そして、もう一つ加えておきたいことは、この会がボランティアの人たち
      によって支えられていることです。どなたでも入っていただける会です。
               バリアフリーライフ・シネマ大分 代表   梅木敏子
 

 映画『舟を編む』

   「舟を編む」というタイトルが辞書作りと結びつかなかったけれど、
   映画を観て本当にこのタイトルを実感する思いでした。
   文章の世界その他で「辞書」は不可欠ということは当然理解はしていても
   ただ「意味や字体・用法などを調べるために使うための書物」として
   単純に考えていたけれど、これを作るために費やされた年月もさることながら
   編集に取り組んだ方の熱意と思い入れの深さを知り、辞書に載せられている
   言葉を使うのにも、これまで以上に心していかなければいけないなと
   改めて感じました。
   電子辞書やパソコン、そして携帯での変換でも文字は調べられる現代
   ですが、今また「美文字」が流行っていると聞きます。
   それと同時に、多くの人がその作成に携わっている辞書にもう一度
   目を向けてほしいなと思いました。
                   2013年 5月14日
                   視覚障がい者    60歳代 女性(大分市)
 
 映画『奇跡(音声ガイド付き)』を鑑賞して

今回、初めて音声ガイド付き上映会に参加させていただきました。
実際に鑑賞するまでは、動作や情景のナレーションが入ることによって、
登場人物の台詞と重なったり、ごちゃごちゃして聞き取りにくかったり
しないのかなぁー…という風に思っていました。
でも実際に鑑賞してみると、最初こそ「あぁ、こんな風にナレーションが
入るのか…」などと思ったものの、想像していたよりも違和感なく、普段と
変わらずに映画を楽しむことが出来ました。
また、鑑賞中にふと「目が見えない方たちは、この映画をどんな風に観ている
のだろう」と思い、時折目をつぶりながら映画を鑑賞してみたのですが、
事細かにナレーションが入っているおかげで、情景がとても想像しやすかったです。
ラジオドラマを聞いているときと感覚が近かった気がします。
しかし、耳から入ってくるナレーション・台詞・効果音から、それぞれその場面を
想像しながら映画を観ているということは、同じ映画でもそれぞれ頭の中に
思い描いている画は全く異なるのだろうなぁ、と思いました。
同じ映画を観ているけれど、自分だけの映画を観ているとでもいうのでしょうか。
何だか、普段観る映画とはまた違った映画の面白さを味わえた気がします。
また、映像を観ながら更にナレーションが入ることから、より映画をわかり
やすく理解できる手助けにもなると思いました。目が見えない方に限らず、
子どもや高齢者にとっても、映画を鑑賞する上でより理解が深まるのでは
ないでしょうか。そういった面でも、もっと上映機会が増えれば良いなぁと
思います。私もまたぜひ参加させていただきたいと思います。
                         2012年11月12日
                              20歳代・女性(大分市)
 
    
   会に入会して

                  末松まい子
                  パートナーの盲導犬の名前は「和栗」
      会に入る前までは映画を観ることにあまり気がのらず
      誘われれば重い腰をあげて観に行く感じでしたが、
      今日の『奇跡』で2回目、次の上映が楽しみでなりません。

      人物の動きを説明してくれることは、イメージがつきやすく
      自分も映像を見えているような感じがします。
      今後もできるだけ上映会に行きたいと思っています。

      希望を言うとビートたけしの『アウトレイジ&アウトレイジ
      ビヨンド』が観たいです。
                          ( 2012年 11月11日)
 
 『僕等がいた』 後編

    5月12日『僕等がいた・後編』のバリアフリー映画同行鑑賞会に参加しました。
    まず、上映前にロビーでラジオ受信機を借り説明を受けました。
    コンパクトで軽く操作もしやすかったです。

    そしていよいよ上映開始
    スクリーンの映像、俳優のセリフ、流れ来る音楽、それに加えてイヤホーンから
    聞こえてくる音声ガイドの音、それらを同時に感じながらの映画鑑賞は
    初めての経験でしたが最後までしっかりストーリーを楽しむことが出来ました。

    日常生活ではラジオやTVの音声だけを聞いているという視覚障がいの方と
    お話するきっかけをいただきました。
    場内への誘導というのもはじめての体験でした。
    初めてお会いしたにもかかわらず、とてもやさしく、気さくに接してもらえたことに
    感謝しています。
    素敵な時間をありがとうございました。
                                50歳代 女性(別府市)
 
 子どもと共通の話題で話しができた

  映画 『僕等がいた』

                                 2012年5月15日

       お陰様で音声解説映画はこれまで10回以上観ることができました。
       いつも温かく楽しいボランティアさんに見守られながら嬉しく映画に
       のめりこんでいます。
       今回の『僕等がいた』は前編と後編の2部構成で久しぶりの青春・学生
       映画でした。
       前編を観たあと家に帰って中学2年の息子に「気持ちは高校生に
       Modottawa−」というと、俺も友達と観にいったとの返事が返って
       きました。そして主人公の高橋が矢野に言った「好きだ、バカ!」が
       よかったなあ。竹内はいいやつやなあ、後半はどうなるんやろう?
       俺は先に後編観に行くけど結末は言わないよ、と言って後編を観に
       行きました。そして思いもよらない場面展開に驚いたとか、矢野の
       母さんがホニャララやったとか、少し涙が出たとか話してくれました。

       今回は何より子どもと今上映している映画の話しができて、とても
       うれしかったです。どうもありがとうございました。
       年を重ねてもずっと映画は観たいと思っています。
                      視覚障がい者 40歳代 女性(大分市)
 
 
   バリアフリー映画の自主上映会

       『天国からのエール』

                    佐伯市の公共施設、2012年4月8日

      ストーリーがよいからということもあるのでしょうが、ご覧になっている
      皆さんが笑ったり、泣いたり、感情を素直に出されるのが新鮮でした。
      映画館では、周囲を気にしてかなかな声を出せない雰囲気があるように
      思います。
      映画鑑賞だけでなく、質問の言葉を聞いていても感情を素直に表現される
      のだなあと感じました。
      はじめてバリアフリー映画の鑑賞会に参加しましたが、支援者と見られたの
      でしょう、視覚障がいの方から少し胸が痛くなるようなややきつい言葉を
      かけられましたが、この少し痛い感覚が何なのか今は分かりません。
      この不思議な感覚の答えを探すことが自分の課題のように思えました。
      貴重な体験に感謝しています。
                              50歳代・女性  臼杵市
 
      

    先日は『天国からのエール』を愉しく鑑賞させていただきました。

        私は、幼少のころからの失明ですし、8歳までに両親を亡くしたもの
        ですから、ものに感動することなどはあまりありませんが、人が人の
        ために尽力する姿は、それが映画の中だとしても、感動は大きなもの
        でした。

        ヒカルの献身的努力に若者が引かれて立派な人間に成長していく姿
        には思わず涙さへぬぐいました。

        盲人が映画やテレビを観賞するときに、場面が変わった時にそれを
        感じるまでに時間を要して、ついてゆけません。それが、同時に理解
        できますのでみんなと一緒に心を動かすことの楽しさは盲人でなければ
        理解できないことと思います。

        昔、『雪国』という映画を見学に行ったことがありました。
        小説も読んではいましたが、小説と映画ではまったく別のものに感じま
        した。これも視力の無いもののせいだと思って途中から抜け出たことを
        思い出しました。

        私は日曜日しか動けませんので、そのうち大分へ出かけ映画を収録して
        寝たきりの妻に聞かせてやりたいと考えています。それもまた我が楽しみ
        ともなります。

        嬉し涙を流したのも初めてかもしれません。
        ありがとうございました。

                               佐伯視覚障害者協会
                                  代表   青山 憲一

 

バリアフリー映画『天国からのエール』 

                                 2012年 1月8日
  受信用ラジオを使っての同行鑑賞会に、視覚障がいのある母と一緒に参加しま
  した。
  これまでの映画鑑賞といえば、邦画に限定して、上映中に母の耳元で私が簡単な
  説明をしていましたが、特に満員の館内では、周囲の観客に気兼ねして、遠慮がち
  な不十分な説明になってしまい「果たして母は楽しめているのか」というもどかしさが
  ありました。

  今回は、イヤホーンで逐一説明が聞けるということで私も一緒に体験しました。
  一番うれしかったのは、母と同じ場面で同時に笑ったり泣いたりして映画の世界に
  入り込めた事でした。
  途中で、私も目をつぶりながらイメージを描いてみることもしましたが、個人的には
  やはり目で確認しながら、説明の内容がどうなっているかに興味がわきました。
  例えば、主人公がミュージシャン志望だった親友の部屋を訪れた際、部屋に
  忌野清志郎のポスターがたくさん貼ってあり、私などは、そこから、親友がどんな
  音楽を聴いて目指してきたのか、坦間見える気がするのですが、ガイドでは「ロック・
  ミュージシャンのポスター」とだけ解説されていました。
  その言葉を頼りにイメージするミュージシャンは、ひとりひとり違うだろうな、と
  感じてしまったのです。
  でも、それは私が忌野清志郎を知っているからにすぎず、知らない人にも向けて
  説明するガイドとしては、やはりそれしかないのだろうか、とか「ロック・ミュージシャ
  ン、忌野清志郎」としては、間合いの制限があって無理なのか、とか本筋とは関係
  ないのですが、考えさせられました。

  細かいことをつい書いてしまいましたが、障がいがある人もない人も、楽しみ方は
  千差万別で、だからこそ、邦画・洋画(特に、テレビの吹き替え版も放映される機会
  の少ない、ヨーロッパやアジア諸国の映画)を問わずに、多種多様な映画を選んで
  上映してくれるシネマ大分の存在は、とても貴重だし、時代の先端を行っていると
  思いました。これからの活動がますます広がるように、私たちも積極的に参加したい
  と思います。
                                    40歳代 女性 (臼杵市)
 
 
  檀さんの生ガイド『お早よう』 

      『お早よう』の鑑賞会はまたいい経験ができました。
      檀さんの、セリフの合間に上手く入った音声ガイドに感動。
      サザエさんを思わせる昭和の時代の映画にあった口調というか、
      リズムがよく、すごい職業だなと思いました。

      今回は、小学校3年の娘と4年と5年の姪も一緒でした。
      何かを感じてほしいという軽い気持ちで連れて行ったのですが
      ボランティア活動に参加させていただき、子どもたちなりに
      健康のありがたさや「目が見えない」ことは特別なことでは
      ないと気付いたようです。
      「映画、退屈だったのでは?」と尋ねたところ「たまにテレビで
      見る昔の映像でおもしろかったよ、また行きたい」という言葉が
      返ってきたのでこれもまた驚き、うれしくなりました。

      母やおばさんは、映画が「自分たちの子どもの頃を思い出す
      内容でなつかしかったね」と話し、普段経験することのない
      音声ガイドの話題で盛り上がっていました。
                          (大分市)   宮脇 恵理
 
   初体験”生ガイド付き映画”

                                    別府市  後藤秀子

          バリアフリー映画って何?音声ガイドって活弁士のことかな?
          言葉の意味さえ分からないまま出かけた10月30日の上映会。
          しかしながら、午前は松竹の『お早よう』、午後はチャプリンの
          『街の灯』と1日に2本もの映画を心から楽しませてもらいました。

          あの日の感動の大きな要因は、何といっても音声ガイドにあります。
          檀鼓太郎さんの絶妙な音声ガイド、それは単に台本にあるセリフを
          読むのではなく、彼自身の作品解釈の下で場面の状況がくっきりと
          浮かび上がるように語る、真に語りのライブそのもの。こんな映画の
          見方があったのだと、私にとっては目からうろこの体験でした。

          特に『街の灯』では、その音声ガイドの魅力がいかんなく発揮されて
          いたように思います。もともと『街の灯』が無声映画(音楽と少しばか
          りの字幕はありましたが)であり、想像力をかきたてる作品だった
          こともあるでしょう。とにかく鼓太郎さんのユーモア溢れる語り口、
          身振り手振りを交えたパフォーマンスは、スクリーンに映し出された
          画像と相まって私たちをチャップリンの世界へと見事にいざなって
          くれました。1時間半にわたる上映でしたが、会場にいた者を引き
          つけて離さなかったことには脱帽です。

          目や耳が不自由な方のために取り組まれているバリアフリー映画
          だとのことですが、きょう私が体をくぐらせてみて、これは一般の
          人にとっても分かり易い表現方法の一つであるということを実感
          しました。これから更なる高齢化社会を迎え、このような取り組み
          が広がれば皆さんがもっともっと豊かな映像文化を享受することが
          できるのではないでしょうか。

          最後に、別府から一緒に参加した大先輩(70代女性)が、別れ際に
          「きょうはよく笑ったねえ、本当に楽しかった。また誘ってな」と言って
          くださったことを付け加えておきます。
 
 生ガイドのバリアフリー映画 『お早よう』 
                                  2011年 11月 3日
        バリアフリー映画というものを初めて観させて頂きました。
        おそらく映画を観る機会の少ないであろう視覚障がい者の方にとって、
        何ら普通の映画館と変わりない雰囲気を楽しめることができ、
        すばらしいと思いました。
        館内の一体感・笑いのつぼを共有して声を出して笑えるという事が、
        とても楽しかったのではないかと感じました。
        活動弁士の音声ガイドがほぼ即興で行われているのに驚きました。
        映画の上映中に会話にかぶらないように状況を説明するのはとても
        難しそうです。
        目を閉じて情景を想像し、次に目を開けて確認してみるといった普段は
        しない観方もしてみました。
        松竹映画という下町人情を題材にした映画の内容も皆さんには受け入れ
        やすかったのでは、と思いました。
        最初の俳優さんの紹介で、皆さんが「おおーっ!」と歓声をあげていまし
        たが、私の年代では一人二人しか知りませんでした。
        私は落語が好きなので、情景を想像しながら話を聞くことに抵抗はなく、
        むしろ落ち着いて鑑賞することができました。
        バラエティー番組のように表情や動きを中心にものを見るのではなく、
        活動弁士の声と映画の音声を大切に聞き取りながら観るという貴重な
        体験をいたしました。ありがとうございました。
                                   40歳代 男性 (大分市)
 
 『木洩れ日の家で』 
                             2011年 9月21日
『木洩れ日の家で』はポーランド映画からまた名作の誕生と本当に大評判ですね。
アニエラを演じたダヌタ・シャフラルスカさんが、撮影時91歳と知り驚きました。
表情が豊かで、いたずらっぽく笑う顔が印象的な素敵な女優さんでした。
作品は、祖母と同居する私としては 年々子供たちと同じようにふとしたことで
寂しがる祖母をもっともっと大事にし、一緒に過ごす時間を大切にしょうと思い
ながら鑑賞しました。
                       30歳代  宮脇 恵理 (大分市)
 
   『木洩れ日の家で』
                             2011年 9月21日
   『木洩れ日の家で』を観ている最中は、心が「ざわざわ」と騒ぎ 
   深い感動を覚える作品でした。
   親子4代で暮らす私は、身近な86歳の母の姿と重ねながら寂しい
   思いをさせずに過ごしていこうと改めて思いました。
   アニエラと愛犬フィラの姿、そして景色や状況などを的確に描写した
   音声ガイドの声を聞きながら「目で観る」楽しみだけでなく、声から
   想像する楽しみを味わいました。
   映画を鑑賞するという目的だけではなく、次はどの作品に音声ガイドが
   準備されるのかも楽しみのひとつになりそうです。
                   50歳代後半  宮脇 恵子 (大分市)
 
  『木洩れ日の家で』

   原題『Pora umierac』

               2011年 9月

 久しぶりに心の奥深くに染み入る感動を
 覚えました

   ・「新聞や雑誌で見たとおりのすばらしい
    作品だったわ」  
   ・「アニェラ役の女優さんとても91歳とは
    おもえないわね、手や顔に刻まれた
    皺と矍鑠(かくしゃく)とした歩き方の
    対比、監督さんすごい!」
   ・「それに、フィラを演じる犬も!」
   ・「モノクロの画面からも充分『色』が感じ
    られたし、普通モノクロといえば画面の
    中に字幕が重なった部分があったり、
    読むのに気をとられて映像がとんだり
    する時があって、”今のは何?”と思っ
    たりすることがあるのに、今回は音声
    ガイドと吹き替えがカバーしていて
    2倍楽しめて得した気分よ」
   ・「原題は『死ぬときが来た』という意味
    だけど、私たちが軽く口にする”もう 
    死んだ方がまし”という使い方もする
    そうよ」
   ・「ちょっと気取って使ってみたいわね
              ”Pora umierac!”
              (ポラ ウミェラチ!)」

        70歳代 女性(大分市)  談
   
 

バリアフリー映画『幸せの太鼓を響かせて』

                               2011年8月10日

 音声ガイド付きの映画鑑賞はこの映画で3度目です。
今回はドキュメント映画でしたので映像に引き込まれる感じがこれまでの作品とは
少し違っていました。
 知的障がい者のプロの太鼓グループ「瑞宝太鼓」も初めて知りました。
 メンバー一人ひとりが練習をつみ重ねていくどの場面も、明るく温かい雰囲気に
包まれていて不思議な感じがしました。そしてつらい練習を必死で続けているひたむき
さと弾けるような笑顔に心を打たれました。
団長の岩本さんが7歳の時に離れ離れになった母親と再会するシーンでは私も涙が
溢れて止まりませんでしたが、まわりで観ている方もハンカチで目頭を押えていました。
少年刑務所での慰問公演でも涙している受刑者がいました。
彼らの演奏には聴く人の心を打つ何かがあるのだと思います。
 日本はもちろん世界中で活躍している太鼓表現師の時勝矢一路氏の指導を受けて
「漸進打破」という新曲に取り組むメンバーは皆必死ですが、なぜか練習が終ると
満面の笑顔です。心の底にあるものが常に穏やかなのでしょう。
 いよいよ東京公演です。草月ホールで新曲を演奏する時の緊張感に私も思わず
手に力が入りましたが、演奏が始まるとその完成された太鼓の音と笛の音のすばら
しさに感動しました。そして彼らが演奏後 静かにバチを置いた瞬間、満場の客席は
大きな拍手と喝采の渦に包まれました。
 この「瑞宝太鼓」のメンバーがかって入所していた施設の理事長さんは「今 一番
したい事は何か?」という問いかけに皆が答えた「家に帰りたい」という言葉を聞いて
施設の解体を決意したそうです。民間アパートでの一人暮らしや3〜4人でのグルー
プ生活への移行はとても大変だったそうです。こういう理事長さんのような方の力添え
があったから今のメンバーの皆さんはそれぞれいきいきと生きられるのだなあと思い
ました。
 彼らは知的障がい者と呼ばれていますが果たしてそうなのでしょうか?人間としての
こころのレベルは、私などよりはるかに上だと思います。
 子どもの頃の素直さを少し無くしてしまった私には、自分自身もっと素直に真摯に
感謝して生きていかなければとの思いでいっぱいです。
 人の幸せとは何なのかを深く考えさせられた映画でした。
                            60歳  女性 (大分市)
  『幸せの太鼓を響かせて』
                  2011年 7月 熊本Denkikan

    こちら熊本では初めてのバリアフリー上映会でしたが
    「大粒の汗をかいた」など小さな状況まで説明があり
    大変分かりやすくてよかったです。
    これからも機会があればぜひ鑑賞会に参加したいと
    思います。
    ただ、これは私だけではないと思いますが、目が全く見えない
    者にとって突然響く大きな音(大太鼓の音、雷、花火など)は
    苦手です。音だけの世界で生きている人間にとって予測のつか
    ない突然の音はこわくてびっくりします。
    音の予告があればそんなに驚く事もないとは思いますが。

    映画といえば 盲学校に通っていた小学校4年の時に
    先生が連れて行ってくれた、全盲のバイオリニスト・
    和波孝禧さんが出ていた「いつか来た道」という映画を
    今でもしっかり覚えています。
    セリフ以外の映画の情景を先生が耳元で説明してくれました。
    「赤胴鈴乃助」も観ました。
    今は、できれば芝居が観たいです。
    森光子さんや藤山直美さんの芝居が観たいです。
             視覚障がい者  67歳 女性(熊本市)
  *係りから 
  彼女が大分にお住まいなら 観劇の
  お手伝いもできるのですが・・・
  熊本でどなたか活動を始めてくださる
  方はいらっしゃいませんか

  和波孝禧(わなみたかよし)
   全盲のヴァイオリニスト
   1958年、中学1年の時、第12回
   全日本学生音楽コンクール全国大会
   中学生の部で優勝。
   1959年、14歳の時に山本富士子の
   弟役として大映映画『いつか来た道』に
   出演。
   1962年、第31回日本音楽コンクール
   で特賞を受賞。
   1963年、斎藤秀雄指揮 日本フィル
   ハーモニー交響楽団のソリストとして
   デビュー。
 
   バリアフリー映画
       
『サラエボ、希望の街角』


                             2011年 6月12日

はじめて音声ガイドの付いた映画を鑑賞しました。
情景や登場人物の表情を詳細に聞きながら映画を楽しみました。
今回はじめて参加しましたが、当日は豪雨にもかかわらず 会員の
みなさんスタッフのみなさんの笑顔が印象的でした。
およそ2ヶ月に一度 こうしたバリアフリー映画を鑑賞されているそう
ですが、実際に自分で体験してみて音声ガイドにより、こんなにも情景を
思い浮かべる事ができるのかと感動しました。
今日の映画は少し難しい内容でしたが、主人公 客室乗務員・ルナの
美しさにはとても魅了されました。
そして、今回の経験 音声ガイド付きの映画鑑賞はうまく言葉には
表せませんが、私自身の今の「あたりまえ」は「あたりまえ」ではない!
と心の底から感謝の気持ちが湧き上がりました。
2ヵ月後の次の映画がとても楽しみです。
かわいい盲導犬のジュナちゃんたちにもまた会いたい!
たくさんの方にもっと知っていただくといいな と思いました。
 (注:ジュナは当日鑑賞会に来ていた森下信乃さんの盲導犬の名前)
                      30歳代 宮脇 恵理(大分市)
 
    バリアフリー映画『クレアモントホテル』
                           2011年 4月18日

   私は生まれた時から弱視ですが、今のところ自転車に乗る生活
   は送れています。
   音声ガイドの付いた映画を観たのは今回が2回目です。
   初めて観たのは『武士の一分』でしたが、あの時は本当に感動
   しました。音声でガイドをしてもらうとストーリーがはっきり
   分かり、物語の中にすんなりと入り込めました。
   まだ盲学校に通っていたころ、平日の午前中に映画館を借り
   切って映画教室が開かれていました。『ノンちゃん雲に乗る』や
   『路傍の石』などを観たのを思い出します。私は少し見えていた
   のでなるべく先生の側にいて、先生から場面を説明してもらい
   ながら観ていましたので今でも映画の内容を思い出せます。
   しかし全く目が見えなかった仲間にとっては、あの映画教室は
   たいくつな時間でおもしろくなかったのではと思います。
   セリフと音楽だけからでは大まかな物語しか分からないのです。
   今 当時の映画の話をしても覚えていなくて共通の話題になりません。
   映画を観る事で視力障がい者の視野が広がるという目的で
   そんな教室が開かれていたのでしょうが、今思うと効果のほどは・・・。
   その当時にくらべ今はこうしたバリアフリー映画が上映される
   時代になりました。セリフや効果音以外の映像は言葉に置き
   換えられて解説されますのでストーリーがよく分かります。
   昔にくらべて今の視力障がい者は恵まれています。
   せっかくのバリアフリー映画ですが、その存在さえ知らない
   私たちの仲間がたくさんいますので、より多くの人に知らせる
   努力をしたいと思います。
   まず、今年6月の初旬に開かれる盲学校の同窓会で知らせ
   ますので、点字で案内文を書いてください。皆さんに伝えます。
                60歳代 男性・視力障がい者(大分市)

   
   バリアフリー映画鑑賞を初めて体験しました
音声ガイドは日本語訳の吹き替えはもちろん、俳優の細やかな表情・
しぐさ・情景を、目に浮かぶような、いやそれ以上の、見える私も気
づかなかったほどつぶさに描写していました。
まるで小説を読んでいるかのような気分にさせてくれます。
そして耳への刺激は 目で活字を追うより より具体的にイメージが
湧くもので、イヤホーンをしていない側から聞こえる本編のセリフや
音が迫力を加えています。
映画の醍醐味は映像だと思っていましたが、これなら映像を補える
すばらしい映画鑑賞だと思いました。
何より、目の不自由な多くの皆さんが「大変よかった」と感想をおっ
しゃっていたのが印象的でした。
たくさんの方にこういった鑑賞会を知っていただき、新たな映画の
楽しみ方を発見していただきたいと思います。
                     30歳代 女性(大分市)
   
   バリアフリー映画『博士の愛した数式』を鑑賞して
                             2011年3月13日

私は音声ガイドが付きの映画は、これまでテレビで放送しているのを少し観たことはありましたが全編通じて観たのは今回が初めてでした。
情景や場面が変った時に、話の流れの邪魔にならないように素早く説明が入ります。おそらく5〜8秒の間にその場面のエキス(要点)だけを考えて説明が入っているのだと思います。
小川のせせらぎの場面が3回ほどありましたが、きっと目の不自由な方は小川がきらきら静かに流れている様子を思い浮かべることができたでしょう。
猛スピードで自転車をこぐ家政婦という表現で、真剣な表情まで想像できました。
また、笑わせる場面の時は会場みんなが笑っていました。
音声ガイド付がいかに役立っているかがわかります。
そして誰もが高齢者になるわけですから、体が不自由になっても映画を
楽しむことができる、すばらしいことです。
                           50歳、男性 (中津市)
   
        
        今回の映画は音声ガイドがあって安心して観ることが
        できました。今までは字幕の多い映画でしたので、
        こんなに安心して観れたのは初めてでした。 
        また機会があったらみせてくださいね。

                31歳・女性・視力障がい者(中津市)
   
  中津市で開催されたバリアフリー映画『博士の愛した数式』に参加させていただきました。
この映画は以前観たことのある映画でしたが、音声ガイド付きで鑑賞して、また全く違った感動をいただきました。
こうした音声ガイドや字幕が入った映画とはどんな感じだろうと思っていましたが、小鳥のさえずりや川のせせらぎの音の情景の説明が合わさり、より臨場感あふれる映画に感じました。
また、視覚に障がいのある皆さんも息をのんで聞き入り、楽しい場面では笑顔が出ていたのがとても印象的でした。
参加されたすべての方が、本当に「ともに」同じ時間を過ごせたすばらしい上映会でした。
                           50代男性 (中津市) 
   
   『冬の小鳥』同行鑑賞会に参加して
                         2011年1月10日

昨日は また気持ちの良い時間を過ごすことができ 感謝しています。
バリアフリー映画は今回で3度目でしたが、3回とも違った形の音声
ガイドが聞けました。
今回は字幕だったこともあり、韓国語の持つ意味の強弱を観ながら
にして直接イヤホーンから体験でき、目の見える私たちにとっては
より感慨深いものになりました。本当は檀鼓太郎さんのようにその場
に応じた生の音声ガイドに勝るものはないのでしょうが・・・。
前回は盲導犬連れの方をうまく誘導できませんでしたが、今回は直接
お話をすることができ、言葉で誘導すれば良いということを知り、気持ち
よく時をともに過ごさせていただきました。
スタッフのみなさんの”自然に受け入れ 受け止められる気遣い” 
とても勉強になります。次回、また楽しみにしています。
                          50代 女性 (大分市)
   
     初めての ”バリアフリー映画上映会”
      『武士の家計簿』
              2010年12月15日
                     安部 友美子
   この度、初めてバリアフリー上映会に参加させていただきま
した。はじめは、みなさんにどのように接したらよいのか不安
でしたが、スタッフやみなさんに教えていただき、どうにかお手
伝いすることができました。

お手伝いする中で「右に曲がる」「昇りの階段がある」「下がる
階段がある」など、きちんと言葉で表現することの大切さを知り
ました。そうですよね。
普段は思わず「ジェスチャー」やただ「階段がある」と言ってし
まいがちです。「昇り」「降り」はとても重要なポイントだと改めて
気付きました。

また初めてFMでナレーションを聞きながら映画を観ましたが、
(私が目が見える分)目の不自由な方々の想像力の素晴らし
さに圧倒されました。と同時に、情景が音声だけの情報として
伝わるので音声製作者の思惑がクローズアップされることは
ないのか、との疑問を持ちました。
耳の不自由な方には、スクリーン右上の”音符マークで音楽が
流れていることを伝えています。
もっとみなさんに映画を楽しんでいただくためには、テクノロジー
の進歩を待つしかないのでしょうか?
しかし、きっとみなさんは私には感じ取る事のできない小さな
ニュアンスの違いを俳優さんのセリフから受け取っているのか
もしれませんね。

映画を鑑賞した後、堤さんご夫妻とご一緒になり、盲導犬に
ついて話を伺いました。
・盲導犬訓練所は全国に9ヶ所あり、九州は福岡だけ。
・盲導犬への絶対命令は英語で。しかし北海道と静岡は
日本語(理由はわからないとのこと)
・なぜ英語か、の訳は、盲導犬を連れている人と回りの人との
区別をするため。
・英語は、男女差のない言葉で表現できる。
今まで何気なく見ていた盲導犬についても、これからは違った
見方ができそうです。

もっと多くのみなさん、いろんな年代の方々に”バリアフリー
映画”を知っていただきたいと思いました。
これからも是非お手伝いさせて下さい。
   
 バリアフリー映画『武士の家計簿』を観て
                2010年12月12日
                    小野 由希奈
  今日はみなさんの笑顔
にたくさん出会え、とてもうれしく温かな気持ちに
なれました。
ありがとうございました。
 
   私は今まで音声ガイド付きの映画を観たことが
ありませんでしたので、当日までどんなふうに
ガイドが付くのか想像しながら過ごしました。
音声ガイドでは、落ち着いた声でセリフとセリフの
間にわかりやすく場面の説明や動作の説明が
されていました。映画を観るのに主張しすぎず、
そっと手助けをしてくれているように感じました。
途中で実際に目を瞑って観てみましたが、普通に
映画を観るよりもすごく頭を使うなあと思いました。
耳から入る音の情報とこれまでの自分の経験だ
けを頼りに場面をイメージする事はとても大変で
した。それでも目の不自由なみなさんは音声ガイ
ド付きの映画をとても楽しんでいらっしゃいました。
映画の場面をまるで見えていたかのようにお話
されており、音声ガイド付きの映画の意義を実感
しました。きっと音声ガイドのおかげで見えていた
のでしょうね。一度あきらめたことが再び可能に
なる喜び、きっと私が想像できる以上のものだと
思います。
子供から年配の方まで様々な人が映画を観る
ようにハンディキャップがある方が映画を観るのも
当り前になる。そんな日がくればいいなあと思い
ました。
ぜひ、また参加してお手伝いしたいです。
   
   
   音声ガイド付き映画を観て
  ・10月半ば、有志何人かのご尽力により、音声ガイド(副音声)付きの
  映画『武士の一分』の上映会が開催された。「せっかくこんな映画がある
  のだから、少しでも多くの人に観てほしい」という気持に端を発し実現の
  運びとなった。
  この上映会に参加しての感想を一言述べさせていただきたいと思う。
  映画のテーマである、盲人になっても武士としての一分があるということ
  が、私たちの生活にも共通しているといえるような気がする.他人のお世話
  になることへの感謝を忘れてはならないけれど、それと共に時として感じる
  「くやしさ・もどかしさ・イラだたしさ」など、見えないが故に自分の思
  いを封じ込めることも否(いな)めない現実である。でも、心のどこかに
  人としてのプライド、「これだけは・・・」と妥協できないものを持って
  いてもいいのでは・・・と思う。
  そして、この映画会の感想として「存分に鑑賞できたこと」。
  ドラマにしても映画にしても、風景描写の場面や心の動きを表す部分は
  たいてい無音なのだ。そんな時こそ画面がどうなっているか知りたいと
  思う。もし音声ガイドの付いていないものを観ていたら、他の方の迷惑を
  考えて、同席した人に説明してもらうわけにもいかず、肝心な所が理解
  できないままになる。音声ガイドのおかげでストーリーの核心に触れる
  ことができ、たっぷりと感動することができた。これこそ、本当の"情報の
  平等"なんだなと、改めて感じる一日だった。
                50代・女性・視力障がい者 (大分

  

ボランティア活動に参加して
   目や耳が不自由な方の為の音声ガイド・字幕付きDVD上映会
   のお手伝いをしました。映画は以前、全国5ヶ所の映画館で
   上映されたキムタク主演の『武士の一分』です。
   この作品は制作段階から音声ガイドを入れて作られただけ
   あって、他の音声付き映画(一般的には映画製作後に音声
   ガイドを挿入)と違って場面の説明がセリフと重なる事も
   なく自然に映画の世界に入っていけます。
   福岡で全国上映を観た3人の障がい者と3人の介助者がその感
   動を大分の皆さんと分かち合いたいと、半年かけて準備し
   て開かれた上映会には60人以上の方が訪れていました。
   そして作品の質の良さと解説のすばらしさで、運営上のま
   ずさを補って余りあるたくさんのうれしい感想をいただき
   ました。生まれてはじめて、あるいは中途失明で何十年ぶ
   りかで映画を観た人など様々です。生まれてはじめての人
   は"観る"というより、初めて"映画"に触れたことでしょう。
   数十年ぶりに観たひとも、過去の記憶をたどりながら心の
   眼で映画の世界に浸ったことでしょう。
   介助者も含め場内の全員が木村拓也の演技に涙していまし
   た。また、会場には盲導犬と一緒に訪れた方も数人いまし
   た。人間の手足となって行動する盲導犬、こんなに人の役
   に立つ生き方をしている姿を何頭も目の当たりにし感動し
   ました。
   2007年7月現在、県内に15頭の盲導犬がいるそうで
   すが その日は3分の1がコンパルホールの一室に集まっ
   ていたことになります。
   上映会が終わってエレベーターで一階まで誘導しましたが
   ちょうどその日は同じ会館で子供たちのイベントがあった
   らしく狭いエレベーター内に大勢の子供たちが乗ってきま
   した。そして可愛さのあまり、つい頭をなでたり体に触れ
   ようとします。せっかくの機会なので、子供たちに盲導犬
   を見かけたときに気をつけること(例えば、仕事中は声を
   かけたり触ったりしてはいけないことなど)を伝えました。
   映像産業に携わっている皆さんにぜひこの雰囲気を知って
   もらい、こういう映画が増えることを切に願っています。
                 60代・男性 (大分市)
      
 
 
   
『西の魔女が死んだ』の映画について
 
  あまり映画を観ない私が言うのもおかしいけれど、なんとも優し
 いファンタスティクな映画だったという感想につきます。
 中学校に入ってまもなく学校に行けなくなった主人公の少女が、
 イギリス人のおばあちゃんのところで一ヶ月を過ごす。自然が一
 杯のおばあちゃんの家のまわりで現実を忘れさせてくれるような
 生活を送る。おじいちゃんとの出会いやいろいろなことを話して
 聞かせ、魔女修行といいながら生きていく指針になるようなこと
 や人としてしてはいけないことなど大切なことを教えていく。野
 イチゴを摘み、時間をかけてジャムを作る。庭で育てたハーブの
 お茶を飲みながらゆっくり流れる時を過ごす。とてもぜいたくな自
 然の中でおばあちゃんとのすばらしい交流が続く。魔女の生まれ
 変わりだと言いながらいろいろ大切なことを少女に教えるおばあ
 ちゃん。「オールドファッションかもしれないけれどね」という
 言葉が印象に残っています。
 イギリス人のおばあちゃんという設定でしたが、結局は今の日本
 の世情を的確に表現している映画だなあと思いました。
 お孫さんのいる友人が「孫があんなことを言い出したらどうしょ
 うかと思ったわ」と、つい涙が出たと話していました。
 音声ガイドの中で、庭に植えられているハーブの名前を説明して
 いましたが、こういう部分は眼の見える人にとっても分かりやす
 くて良かったのではと思いました。
             50代・女性・視力障がい者(大分市)
 
                    
     
〜バリアフリー映画「西の魔女が死んだ」を観て〜

    ・映画の内容はとてもすばらしかったです。おばあちゃんと少女
     の会話を通じて、学ぶことがたくさんありました。
     中学生という多感な時期の"まい"に対し、決して「何々しなさい
     」と強制するのではなく、自然な形で接しアドバイスをしていたお
     ばあちゃんの姿はとても温かく心に残りました。
     そして初めて聞く音声ガイドはとても新鮮な体験でした。
     普段は何気なく観ている映像ですが、ガイドを聞くとよりはっきり
     と頭の中で認識しながら観ることができました。
     目を閉じてもしっかり映像が浮かんできて、言葉通り目の不自
     由な人も、耳が不自由な人も
     誰もが楽しめるバリアフリーの映画だということを実感しました。
                            32歳・女性(大分市)


    ・初めて音声ガイドのある映画を観て、納得と共に感動しました。
     風景のひとつひとつまで入るナレーション・・・
     目が不自由な方たちは、ナレーションを聞いて同じ言葉でも一人
     ひとり違う景色を想像しているんだろうなあーと思いました。
     もっと音声ガイド付きの映画が増えるといいですね。
     私もこうした活動に携わっていければと思っています。
                           27歳・女性(国東市国見)
 
 ・バリアフリー上映会ではお手伝いさせていただきありがとうございまし
た。障害者の方が乗って来られるであろうタクシーを、スタッフカードを
胸に待つあのドキドキ感、はじめての経験でした。
上映会は音声ガイドによって映像が詳しく伝えられ目の不自由な方の
感動が私にも伝わってくるようでした。
私も時々目を閉じてみました。そして音声ガイドを頼りにイメージしようと
しましたが、すぐ目を開けていつものように目に頼って映像を観てしまい
ました。暖かな時間の流れ、ピーンと張りつめた緊張感、そして締め付
けられるような微妙なこの気持ち。自分自身の生い立ちや子育て経験な
ど様々なことが走馬灯のように思い出されました。
次回の上映会にもぜひ参加させて頂いて音声でイメージする経験を積
みたいと思っています。
                            55歳・女性(大分市)


・今回、吹き替えのある映画をはじめて観ました。
 はじめから一つ一つの動きに対して細かく解説してくださることに正直
 なところ若干の違和感を持ちましたので、目を閉じて鑑賞してみること
 にしました。ナレーションをもとに情景を思い浮かべていきましたが、
 相当な想像力を必要とすることと、より詳細なナレーションがあればあ
 るほど良いという事を実感しました。
 ナレーションの説明があると花の名前やその時食べているもの、
 登場人物の気持ちなどがよくわかり、 普通に観ているよりもっと内容
 が詳しく伝わってきたように感じました。
 声のトーンも耳に穏やかに響き、物語を妨げることなく自然に入ってき
 たような気がしました。
 映画の内容も理想的なくらいの生活環境とゆとりで、とても癒されまし
 た。おばあさんのていねいなゆっくりとした話し方に、その後の数日間
 、影響を受けたような気がします。何事もなく生活できていることに感
 謝しなくてはと思うと同時に、みんなで助け合って生きていくことの大切
 さを改めて考えさせられた貴重な時間でした。
                          26歳・女性(由布市湯平)
 
 
    ・目をつぶって想像しました。
     私は過去の経験から「絵」を想像できますが、生まれた時から
     視覚に障害のある方はどのように想像するのだろうかと思いま
     した。私の祖父は40歳の時にケガで両目が不自由になった
     中途視覚障害者です。伯母の生まれた時の顔は知っているそ
     うですが、母が生まれた時はすでに見えなくなっていたので、
     母の顔を触って想像して描くのは伯母の顔だった・・・
     と聞いたことがあります。
     映画を観ながら、自分で「音声ガイド」になる言葉を考えてみま
     した。見える映像を全て言っているわけではないようです。
     映像のどこを取捨選択しているのでしょうか。
     また、それをしているのは誰でしょうか。
     それを字に書き起こしてナレーターの方が読んでいるのですね。
     祖父が生きていたら連れてきたかったです。
                            42歳・女性(佐伯市)


    ・まず映画に感動しました。心が温かくなる映画でした。
     この映画に出会え、しかも視力に障害をもつ人々のために作
     られた音声ガイド付きの映画であったことは、いろいろなことを
     考えるきっかけを私に与えてくれました。
     まず「音声ガイド」についてですが、思っていたよりガイドの音
     が大きかったので最初は
     違和感がありました。ただそれは限られた時間内で全ての説
     明をするためなので仕方ないことなのだろうとも思いました。
     そして何より、淡々とした美しいナレーションのすばらしさに引
     き込まれ、すぐに映画の世界に入っていくことができました。
     途中で何回か目を閉じてガイドさんの声と登場人物のセリフだ
     けに集中してみたのですが、ちゃんと目の前に情景が広がっ
     てきてすごいと思いました。人物の表情や一面に広がる緑、
     そして突然の雨など、そのすべてを私は日常の生活の
     中に自分の目で見ることができます。
     当たり前と思っている、目が見えて耳が聞こえて元気で健康で
     ということがどれだけ幸せでありがたいことなのか。
     私を生み育ててくれた両親、そしてまわりから支えてくれる人た
     ちに感謝の気持ちでいっぱいです。
     映画の内容も素晴らしいものでした。私も「まい」のように"死ん
     だら人はどこに行くのだろう"や "何のために生まれ、何のた
     めに生きるのだろう"と思ったことがあります。
     又、意地悪な人の事を「どうしても好きになれない」と思ったこと
     もあります。だからこの映画を観て、こころが暖かくなり澄み切
     った気持ちになりました。
     これからもこうした音声ガイドの入った映画が普及し、目の不
     自由な方たちがもっと映画を楽しめるようになればと思います。
     また機会があれば参加したいと思っています。ぜひお知らせ
     下さい。
                           31歳・女性(大分市)




                        

        『子供の情景』を観て

     「子供の情景」というタイトルを耳にした時、シューマンの同名の音楽
     を思い出し どこの国の子供も、大らかで無邪気で楽しくくらしているだ
     ろうという思いをもった。ところが映画では、何度も何度も「たまごを買っ
     て」と訴える子供の声。そして 「誰か買ってあげればいいのに」などど、
     つまらない事を考えている自分がそこにいるのに気がつく。
     恵まれすぎた日本という国に生活している現実が、この映画を理解する
     ことを拒む。鉛筆かノートかを選んでしか手に入れることの出来ない現実。
     学校に行くと言う ごく当たり前のことも含め、自分で考えたあらゆる
     手段で自分の願いをかなえようとする幼い子供の姿。最初から最後まで
     気が抜けない映画だった。どんな国に生まれてきたかでその子供の一生が
     決まってしまう。日本のこどもに観てほしい、こういう国の子供も明るく
     笑える日が早くきてほしい、と願わずにいられなかった。
                      視力障がい者   50代 女性

      




    映画『春との旅』バリアフリー上映会に寄せて

   先般、Tジョイ・パークプレイス大分で日本語字幕・音声ガイド付き
   映画『春との旅』を見ました。
   私が行った上映会には弱視の方や盲導犬と一緒の方、視覚障が
   いに加え他の病気も抱えながら医師の許可をもらって来られてい
   る方もいました。
   今回の映画が全国で20ヶ所しか上映されないことを考えれば、
   ごく少ない機会を楽しみにされているのだと思いました。
   映画を見ての感想ですが、映画の内容やベテラン俳優陣の演技に
   加え、音声ガイドが入ることによって普段何気なく見逃してしまうよ
   うな風景や背景まで鮮明に印象に残る映画でした。
   これからも、もっと沢山のバリアフリー映画ができますよう祈ってい
   ます。
                            51歳・主婦 (大分市)


   
         バリアフリー映画『春との旅』

         昨夜はお疲れ様でした。友人から連絡があり、
         時間の都合がついたので映画鑑賞に参加させ
         ていただきました。
         正直言って この様な企画があったのも知りま
         せんでした。
         障害者が自然に社会参加し、自然に社会から
         見て振る舞っていただくようになるにも我が国に
         とってはかなりの時間を要するでしょう。
         バリアフリーやユニバーサルデザインの言葉が
         右往左往して当事者にとっては、まだまだ住み
         にくい社会です。
         政府や行政が変わらない限り、人々が変わらない
         限り、本当に住みやすい 社会になるには時間が
         かかりますね。   
         私が皆さんと一緒に『春との旅』を鑑賞させて頂いた
         感想です。
         音声付きは全然、違和感ありませんでした。
         理解のない人々はそれが違和感になることが非常に
         悲しい事です。
         視覚障害者の方達も沢山の映画鑑賞をしたいでしょう。
         時間の制約があっても一日一回くらい上映して欲しい
         ですよね。
         福祉先進県といわれている大分県、知事や障害福祉課
         のトップが一緒に鑑賞して頂ける企画があったら良いで
         すね。県から市町村に連絡して頂き、一人でも多くの
         視覚障害の皆さん
         が鑑賞出来たら良いのになあーと思いました。
         また、賛同できる一般の方にもたくさん参加して欲しい
         ですよね。
         昨夜は盲導犬の仕事ぶりを見させて頂き感動しました。
         盲導犬の普及にも繋がれば素敵ですよね。
         友達親子がはじめてボランティアを経験させていただ
         きましたがボランティアが増えると人から人へ伝わり、
         この映画の趣旨が賛同されてネットワークも大きくなる
         でしょう。
         たくさんの方を巻き込み普及活動し、夢や目標が実現
         できたら幸いですよね。
         私もいろいろと活動しています。
         昨夜の素敵な企画を伝えたいと思います。
         また 誘ってください!
         お疲れ様でした。
                         30代後半・男性 (大分市)




   バリアフリー映画『ゆずり葉』を観て
 障がい者の方のそばに大勢の皆さんがしっかり寄り添ってフォローさ
れている事を目の当たりにして、たくさん勉強させて頂いた上映会でした。
まず、役者の動きやセリフを邪魔することなく音声ガイドが自然に入って
いる事に驚きました。上映中、一度受信機を離して ガイド無しの状態
で見てみましたが 何かとても物足りない感じがしました。
近視、乱視に老眼が加わってきている私くらいの年齢の人には、とても
鑑賞しやすいシステムですね。高齢者はもちろん、若い方でも字幕スー
パーを読むスピードの遅い方には このシステムは理想的です。
そして映画の内容も 深く心に残るすばらしいものでした。
耳が聞こえていたら! あの時、赤ん坊の産声さえ聞こえていたら!
 主人公の人生は大きく変わっていたことでしょう。「聞こえない」リスク
の大きさを再認識しました。
当日は ほんの少し会場案内のお手伝いをさせていただきました。
これからも私の出来ることがあれば、どんな小さなことでも結構です、
ぜひ手伝わせて下さい。
                        松原 幾子(大分市・60歳)